こんにちは、山梨県河口湖にある補聴器・メガネ専門店のオプトナカムラです。
さて、本日は
語音認識について
について書きたいと思います。
聴力の低下とは、単に音が小さくしか聞こえないということではありません。
母音に比べて子音は音の周波数が高く、特に加齢により聴力が低下すると、子音を聞き分けることが難しくなっていいきます。子音の聞き分けがうまくできないと「言葉の聞き間違い」が多くなります。
例えば、「竹下さん(ta-ke-shi-ta-sa-n)」という言葉で、子音(t,k,sh,t,s)が聞こえなくなり、母音の強調によって”あえいいああん(a-e-i-a-a-n)”というふうに聞こえてしまいます。そして推測によっては「あれはいかん」と判断してしまうこともあるのです。
聞き間違いやすい例
- さとう(佐藤)さん→かとう(かとう)さん
- ひろい(広い)→しろい(白い)
- わらう(笑う)→あらう(洗う)
- いし(石)→にし(西)
- さかな(魚)→たかな(高菜)
- すし(寿司)→うし(牛)
- ポスト →ポット
一般的に、高い音から聞こえにくくなる
音を聞くときになくてはならないのが、蝸牛の中にある有毛細胞です。
これは、場所によって担当する周波数が決まっています。
蝸牛の入り口近くにある有毛細胞は高い周波数の音の分析を行い、奥にある有毛細胞は低い周波数の音の分析を行っています。
しかし有毛細胞は長時間使い続けるうちにダーメージを受けてしまいます。特に蝸牛の入り口近くにある有毛細胞は、常にあらゆる音にさらされることで、ダメージを受けやすいのです。
個人差はありますが、一般的に加齢による聴力の低下が高い音から聞こえにくくなっていくのも、高い音を担当している有毛細胞の働きが低下してくるからだと考えられています。
知ってほしい難聴の3つのタイプ
音を聞く過程で何か問題が起これば、聞こえにくくなってしまいます。
難聴の種類は問題が発生した場所によって3つにわかれます。
伝音難聴
中耳炎や鼓膜の損傷などによる、外耳から中耳にかけての障害が原因です。
医学的な治療が可能とされています。
感音難聴
内耳や蝸牛神経など感音器の障害が原因です。
加齢とともに聞こえにくくなったり、長時間騒音下にいることが原因で起きる騒音性難聴が代表的です。
一般的に医学的な治療による聴力の改善は難しいとされています。
混合性難聴
伝音難聴と感音難聴の両方の症状がみられます。
*詳しくは耳鼻科で診察を受けてください。
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株式会社オプトナカムラ
山梨県南都留郡富士河口湖町船津2448